20代こそ本を読むべきと言われています。
なぜなら、20代の今が人生で最も価値があり、
この10年をどう過ごすかで
今後の人生が大きく左右されるからです。
そこで、20代のあなたに向けて
年間100冊を読む筆者が
20代で必ず読むべき10冊を厳選しました。
後半には、コスパ良く本を読む方法や
速く効率的に読む方法など読書ライフを
加速させるヒントをお伝えします。
目次
1.20代で読むべきおすすめ本10選
それでは早速、20代で読むべきおすすめ本10選をご紹介します。直感で良いと思った本は、すぐに読み始めてみてください。
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
時間の使い方と若さがどれだけ貴重かを教えてくれます。お金の使い方によって、人生が変わることを教えてくれる本。若いうちに読んでおいてよかったと思える1冊。
ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために
20代は様々な変化があり、今を追い求めてしまいますが、先々の人生を見据えた生き方の大切さが実感できます。人生100年時代、目先のことだけを考えるのではなく、いかに長期の視点で生きることが大事かを教えてくれる1冊。
苦しかったときの話をしようかビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」
筆者が20代前半で人生に悩んだとき、この本に救われました。人生やキャリアに悩む20代の今、今後の人生のために、自分をマーケティングする方法が書かれた1冊。
限りある時間の使い方 人生は「4000週間」あなたはどう使うか?
自分の命を何に使うのかを真剣に考えるきっかけになります。人生は4000週間。このパワーワードで全米ベストセラーに。時間に対する感覚、人生の捉え方まで変わる1冊。
改訂版 金持ち父さん貧乏父さん ――アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
社会がどういう仕組みで、動いているのか。その中でどう賢くいきていくのかを、どのお金に関する本よりもわかりやすく教えてくれます。資本主義社会に生きる20代必読のお金の哲学書。
本を読む人だけが手にするもの
今まで漠然と本を読んでいましたが、この本と出会って読書がもっと楽しくなりました。もっと本を読みたくなる。あなたの読書ライフが加速する1冊。
たった一人の熱狂
世の中には、こんなにも仕事を頑張っている人がいるのだと、衝撃を受けました。仕事を頑張りたいあなたに、とてつもないエネルギーを与えてくれる1冊。
自分の中に毒を持て
自分がいかに殻にこもっているのかを痛感させられます。人生や価値観が変わった人も多い1冊。あなたも衝撃を受けること間違いなしです。
朝時間が自分に革命をおこす 人生を変えるモーニングメソッド
朝が苦手だった筆者ですが、この本を読んで実践したところ、充実した朝の時間を過ごし、人生が好転した感覚があります。朝活をしない生活には戻れなくなる。朝活で人生が変わる1冊。
思考は現実化する
この本は分厚く毛嫌いしていたのですが、一度読むと奮い立たされます。自己啓発書の原点。読んでいないでは済まされない必読の1冊。
2.20代で本を読むべき理由
筆者が考える20代で本を読むべき理由を2つご紹介します。本を読む理由はいくつもあると思いますが、20代だからこそという視点でお伝えします。
2-1.収入が高くなる傾向がある
仕事が出来る人ほど本をたくさん読むという傾向があります。
2009年に行われた読書と年収に関する調査では、世帯年収が高いほど、読書量は多い傾向があることがわかっています。
1か月に3冊以上の本を読むのは、世帯年収1500万円以上が最も多く40.5%です。
一方、読書量が最も少ないのは「300ー500万円未満」で、22.6%でした。
参考文献「一般財団法人出版文化産業振興財団」の『現代人の読書実態調査』
たくさんの本を読むと、様々な考えや価値観があることに気づきます。
年収が高く、仕事ができる人からすれば、その人が本を読んできた人なのかそうでないのかは、数分話せばすぐに分かるそうです。
本を読んで知識がある人が偉い、正しいというわけではありませんが、社会人として生きていくうえで、本から得られることは一つの武器になるでしょう。
2-2.可能性や選択肢が段違いに広がる
本を通して、著者が経験したこと、積み上げてきたこと、苦労してきたことなど、その人の人生を疑似体験できます。
本来なら一生かけても経験できないようなことを、わずか1500円ほどで知ることができ、知識やスキル、選択肢などを増やすことができるのです。
1人の人間が自分の一生を通して経験できることは、人類史からするとほんのわずかですから、書籍を通して多くの人、それも成功者の経験を疑似体験できるのは、ありがたいことだと思います。
特に20代は、今後のキャリアや生き方、人生そのものに悩みやすい時期ですから、一つでも多くの選択肢や世界を知っておくと、いざ選択を迫られるような場面でも可能性を広げやすいです。
また、何かのきっかけで新たな世界が開けることもあります。
何が起こるかわからない人生において、本を読むことはチャンスを掴む準備となるでしょう。
3.コスパ最強!賢く本を読む方法5選
本は最高の自己投資!と言われるものの、ビジネス書や自己啓発書は平均で1冊1500〜2000円近くかかるもの。
週に1冊のペースで読むと、1ヶ月で1万円近くかかってしまいます。ケチるつもりはないけれど、できれば安く抑えたいですよね。
そんなあなたに、妥協せず、経済的に賢く本を読む方法を5つご紹介します。
3-1.図書館で借りる
最もコスパが良い本の読み方は、図書館を利用することです。
新刊の場合でも、発売日当日とまではいかずとも、発売から数日で借りられることもあります。
本そのものはもちろん、集中して本を読める場所も提供してもらえるので、図書館が近くにある場合は、使わない手はありません。
自宅の近所の図書館だけでなく、勤務先の地域の図書館が使える場合もありますので、ぜひ調べてみてください。
図書館の利用でネックになるのが、予約待ちが長いことです。
人気の本はすぐに予約でいっぱいになり、半年待ちということもしばしば。
そこで事前に、図書館のスタッフに新しい本の更新日を確認しておくのがおすすめです。
更新日がわかったら、その日に図書館のインターネット予約を開いて、即予約。
こうすることで、いつまでも借りられないことを防げる確率が格段に上がります。
また、取寄せやリクエストもできる場合がありますので、サービス内容を確認してみてください。
3-2.中古で手に入れる
安く手に入れるなら中古本もおすすめです。
比較的新しい本が置いてある一般的な書店とは違って、オークション系のサービスや中古書店には、数年前の本が安価で売られていたりします。
定価の半額以下で手に入れることもあるため、新刊1冊分の値段で、複数冊を購入することもできます。
本の状態を気にしないのでしたら、中古本を買わない手はないでしょう。
3-3.読書仲間と貸し借りする
読書仲間と貸し借りをすることも、コスパ良く本を読むにはおすすめの手段です。
読書仲間は、会社の仲間や所属しているコミュニティがあるなら、そこの仲間でもよいでしょう。
1人と1冊ずつ本を交換すると、自分が購入した本1冊分の費用で、2冊読むことができます。
他人の本選びも参考になったり、自分だったら選ばないような本と出会えることもあります。
そして、読んだ本の内容をアウトプットしあうことも、学びが定着したり、理解が深まるためおすすめです。
3-4.電子書籍で読む
電子書籍は、紙の本と比べて、数百円安い傾向があります。
定額の読み放題サービスもあるため、うまく活用すれば、紙の本より断然安く読むことができます。
さらに電子書籍には、
- 持ち運びが便利
- どこでも即、購入できる
- 複数のデバイスで読める
など、紙の本にはないメリットもあります。
紙の本も電子書籍も好みやメリット・デメリットがあるので、ご自身に合った方で読むのが一番だと思います。
3-5.ブックカフェを利用する
置いてある本を好きなだけ読める、ブックカフェもおすすめです。
1日もしくは指定の時間の間、定額で本が読み放題という夢のような空間です。
置いてある本は無料で読むことができ、気に入った本はそのまま購入することもできます。
一般的な書店と違って、ある程度、読み進めることができるため、「買ってみたけど微妙だった…」という失敗を防ぐことができるのもブックカフェの魅力です。
ブックカフェ以外にも、書店によっては、カフェが併設されていて、未購入の書籍も読めるサービスなどもあるので、コーヒーを片手に楽しむのもおすすめです。
4.ムリなく効率的に本を読む方法
本を読むなら、効率的に読みたい、学んだことを自分に落とし込みたい。24時間の限られた忙しい毎日で、どのように本を読むか、筆者が実際に試した効率的な方法を2つご紹介します。
4-1.スキマ時間をとことん使う
1日24時間のなかには、数分のスキマ時間が小刻みにやってきます。
例えば、電車やバスを待っている時間・乗っている時間、歩いている時間、仕事の休憩中、信号待ちの時間、待ち合わせまでの時間、列に並んでいる時間など。
これらの時間を全て読書に使えると、おそらく、短くても1時間は本を読むことができるはずです。
こうしたスキマ時間を有効活用する秘訣は、いつでも本を読める状態にしておくことです。そして、電車に乗ったら本を読む、など条件を事前に決めておくことです。
中でも、携帯性と利便性に優れた電子書籍が特におすすめです。電子書籍であれば、ちょっとしたスキマ時間にスマホをさっと取り出して、本を読むことができます。
なお、NHKによる「20代の1日のスマホ利用時間の調査」では、20代は1日に約3時間半ほどスマホを利用しています。
詳細な利用用途はわかりませんが、仮にSNSや動画など、娯楽や暇つぶしの目的で触っている場合、その時間を読書にあてると、少なくとも2〜3時間は本を読むことができます。
300ページほどの本であれば、1冊読めてしまいます。
スマホには利用時間を計測する機能がついているので、一度ご自身のスマホの利用時間を確認してみてください。
4-2.速読術フォトリーディングを身につける
一つ前にスキマ時間を使うことをお伝えしました。さらに読書の効率を上げる、速読術「フォトリーディング」をご紹介します。
フォトリーディングとは、その名の通り、写真を撮るように本を読む速読術です。
毎秒見開き1ページという一般的な読書よりも速いペースで読んでいきます。
300ページほどのビジネス書なら、40分くらいで読み上げることができるため、忙しい方でも1日1冊は余裕で読めます。
フォトリーディングは脳科学と心理学NLPを掛け合わせた手法であるため、速く読めるだけでなく、書かれている内容をより正確に理解することも可能なのです。
もちろんビジネス書に限らず、資料や分厚い専門書、新聞、会議の提案書なども今までよりも早く、
正確に理解することができます。
フォトリーディングは、一生使えるため、早く身につけるほど、その効果を存分に受けることができるでしょう。
フォトリーディングの具体的な方法は、書籍「あなたもいままでの10倍速く本が読める」に書かれています。
講座で集中的に学びたい方は「フォトリーディング2日間集中講座」をご確認ください。
5.本の選び方
良い本と出会うには本の選び方も重要です。
ここでは、意外と迷ってしまいがちな本の選び方をご紹介します。
5-1.テーマ別に選ぶ
テーマ別に読書すると決めておくことで、バランスよく知識を深めることができます。
書店ではテーマごとに本が並んでいるので、それを参考にしても良いかもしれません。
私がおすすめするテーマは以下の10個で、仕事ができる人が共通してとりあげているテーマです。
- マーケティング
- セールス
- 心理学
- リーダーシップ
- 文章力
- 中国古典
- コミュニケーション
- 目標達成
- 哲学
- お金
5-2.課題に感じているジャンルを選ぶ
今のご自身が課題に感じていることに関する本を読むこともおすすめです。
例えば、「文章力」に課題を感じているなら、ライティングに関する本を読んでみます。
ぜひやっていただきたいことは、課題に関する本を複数読むことです。
1冊ではなく、3〜5冊読むことで、その課題に対する本質や軸を、効率よく掴むことができます。
5-3.人がおすすめしている本を選ぶ
書店員や読書好きの方など、他の人がおすすめしている本を読むことで、自分では選ばなかった本と出会え、世界が広がります。
本選びは、自分でも気づかないうちに本人の傾向がでてしまい、どうしても偏ってしまいがちです。
書店のおすすめ棚を覗いてみたり、SNSで書籍を紹介しているアカウントをいくつかフォローして、本選びの参考にするといいかもしれません。
様々な本と出会うには可能な限り、1人ではなく複数人のおすすめ本から選ぶと良いでしょう。
おすすめされたら、迷わず手に入れることがポイントです。
まとめ
これまでご紹介した内容は、少しでも、今後の読書のヒントになりましたでしょうか?
20代のあなたの人生はこれからです。
そして20代の今は、人生で最も重要な期間でもあります。
20代の今を全力で生きて、悔いのない最高の人生を送っていきましょう。
今回ご紹介した本やコスパ良く本を読む方法、本の選び方などが、あなたの読書ライフに少しでもお役に立てましたら何よりです。